自分に合ったブログを作るべし、という話。
方丈記を読んだ感想記事を書いていたときのこと。
「ブログタイトルに「方丈記」という文言を入れるべきか」という疑問がふと浮かんだ。
ブログタイトルは、読者が1番最初に目にする部分だ。
タイトルで読むか読まないか、取捨選択している人も多いだろう。
よいタイトルを付けると、Googleの検索結果に表示されやすくなる。
表示されると、不特定多数の人の目に触れやすくなる。
つまり、検索結果に反映されやすいタイトルを付けると、多くの人に読んでもらえる(可能性がある)というわけだ。
せっかくなんだから誰かに読んでもらわないとなー、と思って「タイトルの付け方」についてGoggle検索をしたところ、こんな記事を見つけた。
フリーランスブロガー・亀山ユカさんが、社会派ブロガー・ちきりんさんのブログを読んで考えたことを綴っている。
タイトルの付け方云々もそうだが、ちきりんさんのブログ運営について述べられた部分が興味深かった。
内容を引用すると、
ちきりんさんにとってブログは日記であり、「今日はこんなことを考えたという記録だ」と仰っていました。自分の書きたいことを書き続けたい、考えたことを文章化すること、自分の思考を言語化し構造化すること、その作業自体が楽しいとも仰っていました。(略)本を読んだにしても、ニュースを見たにしても、それをそのまま紹介するのではなく、本を読んで考えたことやニュースを見て考えたことをもとに記事を書いているのです。(略)
ちきりんさんが考えたことの結論がタイトルになり、エントリの中でその結論が出た経緯の中に「本を読んだ」という話が出てくるのです。
ちきりんさんはブログ収益などはあまり興味がなく、「自分が考えたことを伝えたい」という思いが第一にあるそう。
その思いはタイトルにも反映されており、自分が伝えたいことや考えた結論がタイトルになる。つまり、SEO対策で付ける文言とはかけ離れたものになる。
書くこと自体が好きでたまらなく、一貫した姿勢を崩さず運営されているところに、強く憧れました。
ブログに対する姿勢について考えてみる。
自分が最初にブログを作ったとき、「こんなことを書きたい!」という思いよりも「どうやってたくさんの人に見てもらえるか」という気持ちが先だっていたのを思い出す。
どんな記事が受けるんだろうかとか考えすぎて「ブログの書き方!」みたいなサイトを延々と見に行った。んで結局、アクセス数が伸びないのが辛くて、更新も続かなかった。一朝一夕では伸びやしないのに。
それでもまた期間をおくと、「もう1回ブログやってみようかな」という気持ちが再浮上してきて。この周期のように巡ってくる思いは何なんだろうと思っていた。
今思うと、やっぱり自分自身を文章で表現したいという思いの表れだったんだろうな。
ある方に、たけなみさんは「価値観型」だねと言ってもらったことがある。
考え方には2通り、「目標型」「価値観型」というのがあると。
「目標型」は設定した目標のためなら、自分の価値観抜きでバリバリ頑張れるタイプ。
一方「価値観型」は、自分の価値観に合ったことなら頑張れる、合っていないとどんな報酬があろうとも力が入らないタイプ、らしい。
全くもってその指摘は図星で。
「誰かに求められているものをするべき」という考えは少なからずあるけれど、それより「やりたいことだけやって生きていく」という価値観を覆すことはできなかった。
どう稼ぎを得るのかという現実的な話だと「好きなことで生きていく」のが如何に難しいのは理解できている。ので、せめて趣味の範囲では好きなようにやりたい。
自分の知識は、誇れるほど立派じゃない。でもこれからは、書きたくて書いたものを表明することをよしとしていきたい。
このブログがこれから多くの人の目に触れるのか、ひっそり消えていくのかはわからない。
ただこのブログを、1つの終着駅として、大切に続けていきたいと思う。
だからこそ、自分の価値観に合った、等身大のブログにしていけたらと思うのである。
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